新人に雑用ばかり任せるのは教育の放棄である

「新人には任せられる仕事が無いから雑用を頼んでいる」

こんな言葉をよく耳にします。

雑用の価値については議論の対象になりやすいです。

ただし、雑用は雑用であって本業の成果に直結しないなら「仕事」と呼べるかは疑問を持たざる負えません。

 

確かに新人は業務知識が少なくいきなり仕事を任せることは出来ません。

 

仕事が出来ないから、誰でも出来る雑用をお願いする先輩や上司が多いです。

かつて彼らもそのように扱われてきたのでしょう。

しかし前の世代の考え方が正しいかどうかは別物です。

 

前の世代のやり方をそのまま引き継いでいく事が正しい訳ではありません。

 

時代は常に進化しています。

システムが自動で計算できることを電卓で叩いていても非効率です。

考え方と言うのは常に柔軟でないと時代離れした古い悪習となることもあります。

 

新人に雑用ばかりを任せてもメリットはあまりないと言えます。

 

その理由を紹介したいと思います。

果たして教育に雑用は必要でしょうか?

 

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雑用ばかり任せるのは教育ではない

 

仕事を教えるのが教育

雑用ばかり任せて本業の知識や能力が育つのを停滞させてしまうことがあります。

新人自体は早く仕事を覚えたいと思っていても、教えてもらえずに誰でも出来る雑用ばかり任されては一向に仕事が出来ません。

雑用をしても本業の仕事が出来るようにならなければ全くもって「教育」とは呼べません。

 

仕事をいち早く覚えて仕事を手伝えるように育てるのが先輩や教育者の役割です。

 

教える時間が無い、忙しいからとりあえず雑用をお願いしている、などなど言い分はたくさんあると思います。

ですが教育の本質は変わりません。

誰でも出来る仕事ばかり任せるのであれば正社員である必要ですらありません。

 

正社員の給料の費用対効果として雑用ばかりこなしているのは経費の無駄とも言えます。

 

誰でも出来る仕事に、福利厚生と給料を保証しているのはどうでしょうか。

せっかくの若い社員の能力を活かせず殺してしまっているような気がします。

 

仕事を手伝ってくれる方が生産的

誰でも出来る雑用と、知識の必要な業務のどちらを手伝ってもらう方が生産性があるでしょうか。

それは当然、業務の方です。

会社としては新人だとしても、少しでも利益に直結する働きをしてくれた方が当然良い訳です。

 

では仕事を教えなければ生産性も上がらず利益にも直結しません。

 

仕事をしながら覚えていき、分からない事を質問してもらう事で仕事を覚えていけます。

雑用ばかり任せていれば、つまらないことを疑問に思っても仕事の直結する質問はあまりありません。

電話番をしていて、知らない部署宛の時に困って相談したりとかでしょう。

 

雑用を効率よくこなしても雑用であるのは変わりません。

 

実務能力に直結しないなら生産性は変わりません。

雑用で評価されても仕事の実績が無ければあまり経営的には良くないと言えます。

 

雑用を教えても本人のためにならない

雑用専門職として生計を立てていくならためになるでしょう。

しかし、やはり本業に無関係な雑用は本人のためになりません。

やる気があるのに電話番や掃除、荷物運びばかりではモチベーションを奪うだけです。

 

雑用をくれることに感謝して前向きな人は少ないと思った方がいいです。

 

雑用でお金がもらえるならそれでいいという人もいるかもしれません。

それでは意識が低すぎて本業もサボるかもしれません。

簡単な仕事とはこういった弊害があります。

 

基本的に雑用は自分でやればいいもので他人に任せるものではありません。

 

雑用ばかり頼んで一向に新人が育たないのは非効率だと思います。

雑用するよりも業務の勉強をしてもらった方が有益だと言えます。

 

仕事を覚えるのが遅れるだけ

雑用で身につくスキルはほとんどありません。

せいぜい慣れと習慣化くらいのものです。

確かに自分で自分の雑用をこなせる程度には雑用を覚えてもらってもいいかもしれません。

 

しかし雑用を「仕事だ」と与えても本業のスキルが身につくのが遅れるだけです。

 

何度も書いている通り、やる気があれば雑用ばかりでは本人の為にもなりません。

そして本業に関わらないのは生産性もゼロのままです。

そして誰でもできる雑用を任せることを「教育」とは言えません。

 

雑用を任せるとしても何か一つや二つ本業の仕事が出来るようになってからでもいいはずです。

 

仕事を覚えさせることを後回しにするのは誰も得をしないと思っていいです。

雑用するくらいなら勉強してもらい出来る仕事を早くでも増やしていく方が仕事のためになります。

 

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まとめ

雑用は教育の放棄である理由を紹介しました。

雑用を丸投げしても本業のスキルにならなければ、全く育っていないと言っていいです。

なぜなら仕事が出来ないと会社にくる意味がないからです。

雑用だけやらせたいならアルバイトでも雇った方が費用対効果が良いでしょう。

世の中の人は効率や生産性よりも、姿勢や態度ばかり気にしている気がします。

雑用よりも本業がはやく出来るようになった方が良いのは当たり前ではないでしょうか。

 

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